令6年8月20日(火)に、機械創造システムコースの公開講座【熱処理の不思議 ~形状記憶体験~】を実施しました。
最初に鉄鋼材料の焼入れや焼戻しの授業を行い、日本刀の焼入れなどと結びつけることで熱処理の目的を理解していただきました。
さらに、形状記憶合金では形状記憶の目的で焼入れを行うことを説明し、合金の針金を使った簡単な実験で特徴や実用例を紹介しました。
授業後は形状記憶処理を体験しました。5年生と教職員がサポートしながら、記憶させたい形状を考え、Ni-Ti合金の針金を巻き付けていきます。その後、高温の炉で針金を熱し、氷水に浸けて焼入れを行いました。
講座では、マシニングセンタなどの工場内施設の紹介などもあり、熱心に見学されるご家族も見えました。ある受講者は、「記憶形状に戻ることが確認できてうれしかったです。これからもロボットなどの講座に参加してみたいです」と話していました。