令和6年8月20日(火)に本校7号館の学生実験室にて中学生を対象とした物質化学コース公開講座「おもしろ化学実験室(身近な道具や蛍光物質をつくろう)」を実施しました。
前半は身近な道具として『鏡』と『保冷剤』の作成に挑戦しました。硝酸銀とブドウ糖の酸化還元反応によって試験管の内壁に生成する銀鏡と、洗濯のりからできる”スライム”を使ったカラフルな保冷剤を作成し、自作した製品を持ち帰りました。
後半はハーブティーやオオバ(緑葉)から天然色素を取り出す実験と、フルオレセインという色素の化学合成実験で得た色素の色が、酸やアルカリで変化することを観察したり、ブラックライトの照射で予想外の色の光(蛍光)を発することに驚いたりしながら、色素とその性質について学びました。
参加した中学1〜3年生12名の皆さんは白衣に身を包みゴーグルを装着して、やや緊張した様子でしたが、物質化学コース4・5年生の補助学生のやさしいサポートもあり、上手に実験を行うことができました。身近なものや現象が化学反応と関係していることを学んで夏休み終盤の半日を楽しんでくれたようでした。