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最新技術で歴史を解明!!

4・5年生の文化交流史の授業の一環として、福岡県立の歴史博物館である九州歴史資料館からゲストティーチャーをお迎えしました。
今回は、学芸員や教育普及担当の方々、計5名にお越しいただき、貴重な文化財を活用した3種類のプログラムを実施していただきました。

①ハンズオン体験:
石包丁や黒曜石、銅剣など資料を手に取って観察し、当時の人々の暮らしや技術について学びました。

<学生の声>
「博物館でガラス越しに見るよりも手で触れる方が身近でワクワクした」(4年)
「画像だけではわからないことを知れて、昔の暮らしへの解像度が上がった」(5年)

②Virtual Reality体験:
最新のVR技術を使って、古賀市の船原古墳の石室と発掘疑似体験をしました。VR技術を知っていても、体験するのは初めてという学生も多くいました。

<学生の声>
「VR空間に入ると、脳が現実から切り離されたような感覚になった」(4年)
「映像とわかっていても実際にそこにあるように感じることがわかった」(5年)

⓷科学技術と歴史についての学芸員の講話:

九州の歴史や文化に関する貴重なお話を、保存科学の第一線で活躍されている学芸員の方からうかがいました。
専門的な知識をわかりやすく紹介していただき、学生たちは深い学びを得ることができました。VRに代表されるような
最新の技術を活用することで、専門家のみならず、多様な人が考古学に参画でき、「みんなの学問」になっていくとのお話が印象的でした。

<学生の声>
「考古学は文理融合の学問と伺い、自分たちが普段学んでいることは、将来このような分野でも役立つかもしれないことはうれしく感じます」(5年)
「どのような分野で私たちの研究が活きていくのか楽しみである」(5年)

 

福岡は、コンビニエンスストアの数よりも古墳の数の方が断然多く、古代から大陸との文化交流が盛んだった土地です。身近なものに改めて目を向けてみると、きっと発見があると思います。

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